合成皮革・人工皮革・ファブリックの企画製造卸販売

2012.11.02商品紹介　vol.9

七十二候
11月2日?6日

「楓蔦黄　もみじつたきばむ」

♪　秋を彩る　楓や蔦は
山のふもとのすそ模様　♪

童謡「紅葉(もみじ）」の一節より・・・
懐かしいですね。
少し淋しさも感じる秋ですが、
移ろいゆく季節の中の鮮やかな彩りは
私たちに豊かなる心を思い起こさせてくれます。

霜や雨の冷たさから揉み出されて色づくことから
「揉み出づ」が語源となって「もみじ」になったといわれています。
2013-14ＡＷ　ＬＩＮＥＡ　ＰＥＬＬＥ視察も終わり、
第87回　東京レザーフェアに向けて次シーズン秋冬の企画が始まっています。
私たちも様々な情報を一同に、「揉み出し」ながら
皆様に共感していただける「色づけ」をしていきたいと思います。

さて、今月は2003年、センセーショナルなデビューを果たした超ソフト合成皮革シフォンシリーズのご紹介です。

当時、各社どこもソフトタイプを謳いながらも、その時のレベルが最先端としておりました。
ですが、なかなか本革のあのナッパーのしっとり感には届かず・・・・
本皮と合皮のはっきりとした違いを突きつけられておりました。
企画会議のたびに、常にテーブルには、しなやかな本革のカーフが置かれ、
「目指すはこれあるのみ！」の思いで何度も何度も企画開発を進めておりました。
そして、やっとの思いで完成したのがベーシックな王道をいく
「シフォンカーフ」

そう・・・
ふんわり、しっとりの「シフォンケーキ」から・・・・
またフラッフィなフェミニンマテリアルの「シフォン生地」から・・・
永く愛される「シフォン」の誕生です。

神戸靴資材総合協会の合同展での発表となり、
今までにないしっとりふんわり感のそのシフォンカーフは業界でも大きく取り上げられました。
靴のトレンドともマッチし、くしゅくしゅブーツやギャザーよせカッターパンプスなど、
その用途は一気に拡がり、シフォンベースでの開発が
無くてはならないメイン企画に押し上げられました。
10年目を迎えようとするロングセラーとして絶大なる支持を受け、
シフォンシリーズは現在21種の外観を取り揃えております。

そして今月から「連載シフォン」として3ヶ月通じてお届けします。
シフォンシリーズ　ＰＡＲＴ?は・・・
ここ数年トレンドムードの高いレトロなイメージを表現した4点をご紹介いたします。

【シフォンベネット　＃594】
合成皮革　規格(0.8ｍｍ×137ｃｍ×30ｍ乱)